トレーニングの始め方

トレーニングの始め方 トレーニング

「体を鍛えよう」,「トレーニングしよう」と思った時にまずは何から始めるのでしょうか?

まずは目標設定して,どういった効果を出したいのか明確にし,トレーニングの内容やプログラムを組み立てていきましょう.

どのようなトレーニングから始めれば良いのか?

初めてトレーニングをしようという人,久しぶりに運動しようという人は,筋肉を目覚めさせる必要があります.

筋肉は,「脳→脊髄→末梢神経→骨格筋」神経の伝達が伝わり,筋肉の収縮が生じます.

そのため,脳で強い刺激が発生しなければなりません.

神経でも,骨格筋に多くの強い刺激が送られなければなりません.

そして骨格筋の筋繊維は,すべての筋繊維が収縮するわけではなく,弱い刺激では遅筋線維,強い刺激では速筋線維が収縮します.

そして筋線維も100%の収縮をするわけではなく,数%の筋線維が収縮をします.

そのため筋肉に刺激を与えて,神経と筋肉を目覚めさせる必要があります.(神経筋の促通)

神経筋を促通する方法

普段行っている運動レベルの刺激を筋肉に送っても,収縮するのは普段使っている範囲での筋線維(数)です.

そのため,少し強めの刺激を筋肉に与える必要があります.

久しぶりに運動する人は,強めの刺激を筋肉に送ることは嫌だと思うのではないでしょうか?

「スクワット」であれば,日常生活で行っている膝を曲げる角度よりも深くしなければなりませんし,疲労が起きて大腿四頭筋が熱くなるくらいの刺激を筋肉に与える必要があります.

臨床では,高齢の患者さんに対して「レッグエクステンション」「レッグプレス」を行ってもらうと,最初は力の入れ方が分からないように「持ち上がらない」と言いますが,数回やってみると力の入れ方が分かり,1回目に施行した時よりも楽に持ち上がることがよくあります.

数回のうちに,楽に持ち上がるようになるということは,筋肉が強くなったのではなく,神経筋が促通されたと考えられます.

力の使い方を筋肉と神経が思い出すというイメージでしょうか?

最初は,強い力を入れることに慣れていないために,辛いと感じることが多いと思いますが,それを乗り切ってしまうと,筋肉と神経が徐々に目覚めてきます.

勇気を出して,強い刺激を筋肉に与えてみてください.

筋肉痛が嫌だ

トレーニングを久しぶりに行うと筋肉痛になることがよくあります.

「この筋肉痛が,嫌で運動しない」という方も多いのではないでしょうか?

ところが,この最初の筋肉痛を恐れず筋肉に刺激を与えてほしいと思います.

これからトレーニングをする人は,筋肉に強い刺激を与えていかなければなりません.

しかし,強いに刺激を与えることを嫌がっていては,トレーニングの効果を引き出すことは難しいでしょう.

1~2日は,筋肉痛が起きることを想定して最初のトレーニングをするといいと思います.

どの程度のトレーニングをすれば,筋肉痛にならず効果が得られるのか?

「何回以上やれば筋肉痛になるのか?」

「筋肉痛にギリギリにならない回数でトレーニングをしたいんだけどなぁ」

と考える方もいると思います.

何回やれば筋肉痛になるのかは人によって異なります

トレーニングのやり方,運動の回数,普段の運動習慣,トレーニングの間の休憩時間,乳酸の蓄積,など様々なことが影響してきます.

そのため,1日に何回やれば筋肉痛にならずに効果が得られるのかというのは決められません

トレーニングを続けることで,筋肉痛にはなりにくくなる

最初のトレーニングで筋肉痛になったとしても,そのトレーニングを続けることで,同じトレーニングをしても筋肉痛にはなりにくくなります.

トレーニングをして数回は,筋肉痛が続くかもしれません.

しかし,1~2日の休憩を挟みながら,筋肉の回復を待ち,再びトレーニングを繰り返すことによって,筋肉痛は生じにくくなります.

筋肉するときには,筋肉をしっかりと休ませることが必要です.

筋肉痛が回復したときには,再びトレーニングをやりましょう

何度やっても,同じところに筋肉痛が生じてしまう人は,トレーニングとトレーニングの間の日数が空きすぎなのかもしれません.

トレーニングのプロにマネージメントしてもらう

トレーニング理論は世の中にたくさんあります.

自分で調べれば本でもYouTubeでも調べることができます.

しかし,「それでも続けることができない.」「実行することができない」

という方は,もう思い切ってトレーニングのプロに指導してもらったほうがいいかもしれません.

自分で足を運んでトレーニングジムに行くことで周りの環境が変わります.

自分1人でトレーニングしてるときには,1人孤独にトレーニングをするしかないでしょう.

それができる方もいます.

しかし,多くの方は実行することができてもそれを続けることが難しくなると思います.

フィットネスジムに足を運んで,トレーニングのプロに体の作り方を教えてもらうことで,できなかったことができるようになるかもしれません.

トレーニングジムは高いと思うかもしれませんが,「何度続けても効果がない」「自己流でやってみたけどこれでいいのかよくわからない」

という方は,費用対効果が高いかもしれません.

自分自身への投資と思って,足を運んでみてはいかがでしょうか?

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