塩分減らした方がいいって言われたんだよなぁ。
だけど、味が濃い物好きだからなぁ。
塩分制限を指摘されたけれども、いまいち塩分制限ができないという方は多いですよね?動脈硬化の予防にも減塩は必要な要素です。高血圧症がある方も注意しなければなりません。心不全などの心臓疾患がある人も塩分制限の指導をされます。
自分で減塩食を作り続けるのは結構大変ですよね?一日3食の食事を減塩食で考えて・・・続けるのはなかなか難しそうです。
多くの入院患者さんが言うのは「味が薄い」「食が進まない」など,減塩食に対して否定的な意見です.減塩のために味が薄くなり,入院期間中に我慢して食べているようでは,塩分制限食は続かないと思います.美味しく減塩食が摂取できるようにしましょう.
この記事では、塩分制限の食事について解説していきます。ぜひ読んでみてください。
心不全の方は、なぜ塩分制限が必要なのか?
心不全患者さんは,入院すると塩分6g/日の食事に制限されてしまいます。「塩分を控える」と言われても,理屈がわからなければ,言うことを聞く気にはなれませんよね?なぜ心不全の患者さんは,「塩分を制限して,取りすぎないように注意しましょう」と言われるのでしょうか?
塩分には,ナトリウム(Na)が含まれています.
塩分=ナトリウム量ではなく,食塩の約40%がナトリウム量に相当します.そして、ナトリウムを摂取すると,体の中に水分をため込む性質があります.
そのため塩分をたくさん摂取すると,水分が体の中にたまります.体の中に水分が増えると,血液の量が増えて心臓に負担がかかってしまいます.
心不全の患者さんは,血液を送り出すポンプの機能が低下していますので,多くなりすぎた水分を排出することができなくなります.そのため,塩分の摂りすぎと過剰な体液の増加を防ぐためにも水分を摂りすぎないことが大切です.
心不全の症状とは?
心不全は様々な症状を起こします。いくつかの症状がありますが、全ての症状が出るわけではありません。
心不全の症状の例は,
といったことがあります。
これは、心不全なのかしら?調子が悪いだけかしら?
という症状もありますよね?患者さんの中には、
なんだか調子がよくないけれど,原因がはっきりしない
なんとなく調子が悪いだけだったから、我慢しちゃったんだよね。
それがよくなかったのかなぁ?
というケースもよくあります。
水が溜まってしまうことで体に水分が溜まり、心臓が大きくなってしまったり、体内に溜まった水分が重力で下に下がり、”足がむくむ”といった症状が出ます。水の重さによって,体重が増加するため,体重の測定や呼吸困難感などを記録しておくと良いでしょう.
こういったことが起きないようにするために,塩分を控えめにする必要があります.
うっ血性心不全で入院した患者さんは、多くの場合、塩分制限などの食事指導を受けて退院することになりますが、塩分制限が守れずに再入院を繰り返すケースも多くあります。
再入院を繰り返すたびに心臓の機能が低下するため、塩分制限は非常に重要です。
食事に含まれる塩分の量
食事にどのくらいの塩分量が含まれているかご存知でしょうか?
普段から塩分の量はあまり気にしていないという方が多いと思います。
例えば、味噌汁には、1.2g程度の塩分が含まれています。ということは,6g/日未満の塩分制限をしている人が,2杯の味噌汁を飲んでしまっては,2.4gの塩分となってしまいます.
その他の食事の塩分量を下げて,6g/日未満に抑えるのは非常に困難です.
塩分の量について詳しく知りたい方は,「食塩相当量&たんぱく質 塩分ランキング」 を参考にしてみてください.
他にも,減塩食の作り方,献立に関する書籍をご紹介します.
参考にしてみてください.
塩分1日6 gの健康献立
塩分制限の食事を試すには?
塩分制限の食事ってどのくらいの味の濃さなのかよくわからないんだよなー?
という方もいますよね?病院に入院でもすれば、塩分が制限された食事の味が分かるかもしれません。よく、病院食の味を覚えるために食事の献立をメモして持って帰る方もいます。食事の内容も味付けの仕方次第ではありますが…。
塩分制限された食事」を食べてみたい
という方も多いはずです。
”メディミール”は, 塩分制限などのされた食事の配食サービスです.
メディミールは、管理栄養士,看護師,理学療法士,言語療法士が監修した制限食の販売をしています.コースによって,
以上のコースから注文をすることができます.
心臓疾患によって,塩分制限を指導されている人は「塩分制限食」を試しに注文して体験してみるといいと思います.
まずはどんなものか食べてみないと分からないという方も「試しセット」の申し込みが可能です。
初回は、送料無料で試すことができます。2回目以降の注文は、「定期お届け」または「その都度注文」で試すことが可能です。一度体験してみてはいかがでしょうか?
高齢者のいるご家族にもおすすめ
入院をした患者さんが退院をする時には「生活をする上で家庭の環境は大丈夫か?」などの確認をします。臨床でご家族の生活状況を見ていると
- 高齢の方が一人(または二人)で生活している.
- 高齢者と一緒に住んでいる.
など、それぞれの家庭の生活環境があります。しかし、減塩食を退院した後も続けるというのはご家族にとっても難しいことがあります。ご家族の中には、減塩食を一緒に食べるのではなく、「好きなものを食べたい」と考える方もいるのではないでしょうか?
食卓を一緒に囲んでいると、用意する食事は”減塩された食事”、または”減塩されない食事”を食べることになります。家族全員が同じ食事を用意することはできても、一人一人に合わせた食事を用意することは難しいですよね?そんな時にも宅配制限食を利用するのは一つの手かもしれません。
1食595円~ 管理栄養士&医療専門チーム監修の、カラダが喜ぶ健康宅食【メディミール】また、外食は塩分が多めの味付けとなっている場合が多くあります。
たまには外食に行きたい
と思っても制限食を食べているご家族がいる家庭では、 制限食を別に用意しなければならないので、なかなか用意ができないということもありますよね?そんなときにも、「制限食の配食サービス」を利用してもいいかもしれません.
賞味期限は、商品が届いてから『冷凍保存で3ヶ月以内』 となっています。
いざという時のために、注文しておいて冷凍保存をしておけば、減塩食が用意できない時にすぐに用意することができます。冷凍保存ができる点もメリットだと思いますので、活用してみてください。
まとめ
心不全をお持ちの方、虚血性心疾患(狭心,心筋梗塞)の再発予防にも塩分制限は重要です.普段の食生活が私たちの身体を作ります。健康的な生活を送りたいアクティブシニアには、減塩食を継続する必要があります。そしてその減塩食を継続するためには、家族のサポートが必須です。そして、その食生活を疲弊することなく継続できるように、メディミールなどの配食サービスなどを利用してみてください。