こんにちは!リガクレです!
今回は排痰法の一つである「スクイージングの効果について」解説をしていきたいと思います.
痰があると苦しいですよね?
これは,空気の通り道である気道や気管支がふさがれてしまうことが原因です.
この痰は,この中枢の方(気管の出口の近くの方)にあればそこに痰づまりを起こして,その先に空気が入らないということになります
窒息をしてしまうことになるので,痰づまりを起こさないように排痰法で痰を出す治療を理学療法士や看護師さん,コメディカルのスタッフが痰を出していきます.
医師からも「排痰」の依頼があることが多いです.
(排痰に対してどれだけ信頼されているかにもよります.)
新人の理学療法士の方は,どのようにターンを出していいのかよく分からないという方も多いと思います.
患者さんの呼吸状態をよくするためにも痰を出すことは重要な治療になりますのでしっかりと痰が出せるようにしていきましょう.
排痰法はいつ必要か?
肺痰は,急性期の治療から回復期,慢性期に至るまでずっと行われます.
正常な人でも,ある程度の分泌物(痰は),起動の異物やホコリを吐き出すために分泌されています.
他の量が多くなったときに出せないと「痰づまり」を起こしてしまいます.
高齢の方や,疾患がある方は自分で痰を出す能力が落ちてしまいますので痰を出すお手伝いをしていかなければなりません.
排痰法の効果
起動や肺胞の中に貯留している「痰」を出せると
- ガス交換の改善
- 呼吸困難感の軽減
- 無気肺の改善
- 息切れの改善
- 呼吸仕事量を軽減する
という効果があります.
(より細かい解説は,動画講習会の方で解説していきます.)
➡動画講習会はこちら.
とにかく痰づまりはあまり良くありません.
「排痰法」を使って,しっかりと痰が出せるようにしていきましょう.
排痰法やスクイージングの上手い人と下手な人がいる
痰を出すのが得意な人もいれば,あまり上手ではない人もいます.
学会の報告では,「セラピストの経験や熟練度によるところが大きい」と報告されています.
つまり,しっかりと勉強して練習をしましょうということです.
そして若干のセンスもあります.
胸郭を圧迫するので徒手的な手技は,ある程度のセンスはありますが,重要なのはしっかりと勉強したかどうかです.
練習をすれば上手になるし,練習をしなければあまり上手にはなりません.
解剖学的な知識があれば,肺がどこにあるのか?痰がどこにあるのか?どのような姿勢をとって,どのような呼吸をすればいいのかを指導することができます.
健常な人と同じように「咳をしましょう」と言っても,痰が出てこないのは当然のことです.
動画講習会で解説します
「排痰法」と一口に言っても,ブログには書ききれないぐらいの知識が必要になります.
「MANATUKU(まなつく)動画講習会」で,排痰法についてさらに詳細に解説をしていきますので,
是非そちらをご覧ください.
この動画講習会では,「排痰法の解剖学的な知識」,「実際の呼吸介助の方法」,などより細い解説をしていきます.
YouTube の動画だけではちょっと物足らないです.
スライドも非常に参考になるものを作成しておりますので,気軽に動画講習会へ遊びに来てください.
それでは「MANATUKU(まなつく)動画講習会」でお会いしましょう.
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