ブログにご訪問いただきありがとうございます。
こんにちは,リガクレです!
私はリハビリテーションの専門家である理学療法士(PT:Physical Therapist)として大学病院の臨床現場でリハビリテーションをしています。
暗中模索しながらブログをしてみたり,youtubeにもチャレンジしています.
運動器疾患、脳卒中疾患の患者さんを治療していましたが、今では呼吸器疾患や心疾患などの内部障害患者さんを主に治療しています。
普段は,大学病院で急性期のリハビリテーションに従事しています.働きながら一念発起して大学院へ進学し,修士号,博士号(Ph.D)を取得しました.
博士号を取得している理学療法士は6.5%らしい(日本理学療法士学会 ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門 会員調査2019)ので珍しいタイプなのかもしれません.
現在でも急性期の現場で臨床業務にあたっています.
取得資格
- 理学療法士
- 修士課程(保健医療学)
- 博士課程(保健医療学)
- 三学会合同呼吸療法認定士
- 心臓リハビリテーション指導士
- 認定理学療法士(循環器)
理学療法士として働き始めてからは、多岐にわたる疾患の患者さんを治療しています。
対象疾患が変われば勉強内容も変わるので、就職してからずっと何かしらの勉強会に参加したり学会に参加したり自己研鑽を積んできました。
あまり器用なタイプではないので、
あまり将来のことをイメージせずに”参加できる勉強会には参加してきたタイプ”です。
理学療法士になってからも様々な資格があります。
自己研鑽のためと思い,資格を取得してきました。
そして,働きながら大学院に進学し、修士や博士(保健医療学)の学位も取得しました.
資格や学位を取得しても、それだけでは何も変わりませんので,その後も頑張り続けることが大事なんだと思います。
このサイトを運営することで何か、その知識が新人理学療法士など誰かの役に立てばよいと思っています.
こんな話をすると、「無駄じゃないんだから大丈夫よ」といつも周囲の人に励まされます。
無駄じゃないんでしょうけれども、遠回りばかりしている気がします。
このサイトを立ち上げるのも,失敗を繰り返していますので,だいぶ遠回りしています。
ブログのコンセプト
このサイトは、リハビリテーション理学療法について
臨床(Clinical)、研究(Research)、教育(Education)的視点から情報発信をしていきたい
と思い、【理学CRE(リガクレ)】と名付けました。
臨床の現場では目の前の患者さんにしか、リハビリテーションを提供することしかできません。
より多くの人に健康や勉強に関する情報が伝えることができれば社会貢献に繋がると思いました。
「失敗は成功のもと」「行動しなければ始まらない」という考えでブログを始めています。
近年では,新人の理学療法教育は臨床に出てから現場でやってくださいという方針になっています.
ところが,そんな時間はあまり無い・・・のではないでしょうか?
自分の時間を潰してまで指導してくれる献身的な先輩がいればいいですが・・・
なかなか勉強ができずに困っている理学療法士も多いと思います.
そんな新人理学療法士やまだまだ勉強したいという方の役に少し立てればと思います.
臨床では,患者さんの治療をしつつ研究活動も細々としていますが,せっかくだからもっと色々したい!ということでブログをつくってみましたー
理学療法士になってから
リハビリテーションの対象には、色々な疾患をもつ患者さんがいます.
医療従事者は,「そのような方たちを少しでも良くしたい!」という思いで日々の臨床をしています.
少し前に,「痰を出すコツ」について動画をアップしました.
すると,再生回数が1万回を超えました.
それだけ普段から,
「患者さんの痰を出してあげたい」
「患者さんをよくしてあげたい」
と考えている人が多いのだと思います.
プライベートの時間を使って多くの医療従事者が勉強してるのですから素晴らしいですよね!?
そして,非常に勉強熱心な人が多いのだと思います!
また「どうやったらいいかよくわからない」と思っている人も多いのだと思います.
既にわかっていたら,「スクイージング」なんて検索しないですもんね?
専門学校や大学などの養成校ですべてを習うわけではありません.
卒業したときにすぐに即戦力になるのではなく,ある程度の知識をつけて卒業し,
臨床に出てから勉強をしていく時代です.
就職をして,目の前で困っている患者さんを目にして,
「どうしていいかわからないから勉強しよう!」と考えるのでしょう.
私も大学病院に就職して,「とりあえず色々な勉強を幅広くやっていこう」ということで様々な勉強会に出席しました.
そして就職した先の上司が非常に勉強熱心だったために,その背中を見ながら勉強をする機会をたくさんいただきました.
就職をして一人のセラピストになってからも,学生のようにたくさん学ぶ機会をもらえて非常に感謝しています.
仕事終わってからも様々なテクニックを教わりましたし, 朝早く出勤して仕事が始まる前から勉強しました.
そのように,育ててくれる上司がいたからこそコツコツと勉強を続けてこれたと思います.
「スクイージング」もその中の一つでした.
その上司のおかげで,外部の施設でスクイージングの講師をする機会もいただきました.
非常に良い経験をさせてもらいました.
私はたまたま良い上司にめぐり逢い,様々なことを教わりましたが,そうはいかない新人の理学療法士はたくさんいるのだと思います.
そのように困っている新人理学療法士に少しでも伝えることができれば!と思います.
理学療法士になって数年が経ち
就職して3年ぐらい経つとなんだか全体的には少しずつ分かってきた感じがします.
そこら辺が一番調子に乗りやすいところではないでしょうか?
リスク管理が疎かになり,インシデントが起こりやすいのも3年くらいの経験年数です.
そこで私は,「この先には何があるのだろうか?」と考えてしまったわけです.
「臨床家として治療技術をひたすら磨く.」
これを一生続けるのかと・・・
私が就職した時ぐらいから,学会や学術大会で「エビデンス」ということがやたら聞くようになりました.
色々なガイドラインも沢山出てきました.
そしてそのガイドラインも年々改定されていく・・・
「これはもしかして,研究をしていく時代になったのではないか?」
と考えたのです.
やらなくてもいいんですけれども,「この先に何があるのだろうか?」と考えてしまったので,
「もっと色々とできるようになりたい」と考えた私は,ついに研究にも手を出してしまったわけです.
ところが職場には,その研究を教えてくれる人がいませんでした.
色々なことを教えてくれた上司もリハビリテーションや理学療法士が始まった初期の世代の大先輩です.
大先輩の時代とは,少々変わってきます.
理学療法の職人の技術を磨くだけでなく,これからは研究や学術的な部分も必要になってくる時代になってきました.
ところが大学院は学費もかかるし,かなりの覚悟が必要でした.
そこでまたバッタリ出会った別の師匠に「研究会に参加してみたら?」と言われて,
遠いところまでわざわざ足を運んで研究会に参加しました.
そこで研究会に参加しましたが,研究について全然知らない私にはかなり衝撃でした.
「何を言ってるかわからない・・・」
という状態になったわけです.
研究がやりたいかというと「そうでもない」私でしたが,あまりにわからなかったので,
「勉強するしかないかぁ」と思ってしまいました.
その研究会の雰囲気に身を委ねてしまった結果,わざわざ大学院まで調べて,大学院に進学してしまったわけです.
私は臨床家だったのに・・・
人生何が起きるかわかりません.
大学院に進学し,修士課程を終えると一つの選択を迫られます.
「博士課程に進学するかどうか問題」です.
よく言われるのが「若いうちに博士過程まで行っちゃった方がいいよ」という言葉です.
『若いといってもそんなに若くない・・・』とか思いつつ,
『行くなら今しかない.でも何の役に立つんだかよく分からない』とか考えながら,
考える時間もなくなってしまい博士課程まで進学してしまったわけです.
大学院に進学し,修士課程を終えると一つの選択を迫られます.
「博士課程に進学するかどうか問題」です.
よく言われるのが「若いうちに博士過程まで行っちゃった方がいいよ」という言葉です.
『若いといってもそんなに若くない・・・』
とか思いつつ,『行くなら今しかない.でも何の役に立つんだかよく分からない』とか考えながら,考える時間もなくなってしまい博士課程まで進学してしまったわけです.
今では臨床業務をしながら,細々と研究活動も続けて学会や論文を報告しています.
理学療法の臨床,研究的視点からブログを通して,なにか伝えられるように発信していきたいと思います.
よろしくお願いいたします.