体はすぐに硬くなってしまうものです。
高齢になれば、若い時に比べて関節がすぐに硬くなります。
筋肉も短く、短縮していきますが、関節の中も硬くなります。
朝、起きた時に体が硬くなっている感じはないでしょうか？
一晩で体が硬くなってしまいます。
関節は動かさなければすぐに硬くなってしまうので、常に動かしておく必要があります。
今回は、身体を動かすために大事な足部の関節を柔らかくするということについて解説します。
足部の関節を柔らかくしておこう
この記事の結論は、『足の関節を柔らかくしよう』ということです。
リハビリテーションの対象者は、やはり中高齢者が多くなっています。
中高齢者の人の足の動きを見てみると、非常に硬いことがわかります。
踵をついたまましゃがめますか？
足が硬くてしゃがめない方もいるのではないでしょうか？
私の父は50歳代の頃から踵をついてしゃがむことができませんでした。私がその場て動くようにしましたが・・・
足部の関節が硬くなると転びやすくなる
転ばないためには足の筋力やバランス感覚などが重要です。
ところが、それだけではありません。
足部の細かな関節の動きで微妙にバランスを取りながら立ったり、歩いたりしています。
足部の関節が硬くなって動く範囲が狭くなってしまうと微妙なバランスをとることができなくなります。
いくら筋力があっても関節が動かなければ、力を発揮することができません。
シニア世代以降の方は足の関節も硬くなるので、足の細かな動きでバランスをとることが難しくなると考えられます。
足部の関節の数は何個?
人間の体の骨は基本的に全身で206個あります。
足部には細い骨がたくさんあります。
足部の骨は片足で26個。種子骨という骨を入れると28個になります。
片足に26個も骨があるので非常に細い骨が足に集中していることがわかります。
足の指の骨は14個、中足骨が5個、そして中足骨から踵にかけて骨があります。
片足で26個、両足で52個となります。
足部の骨の数／全身の骨の数＝52／206個≒約¼
実に1/4も足部に骨があります。
人間は直立二足歩行でバランスを取りながら歩いているため、足部を細かく動かしてることがわかります。
そして骨と骨の間には関節があります。
足部の関節は動きは小さいものの、その数の多さから細かな動きをすることができます。
中高齢者は足部の関節が硬くなる
中高齢者の方に足部を動かしてもらいますと、実に硬い人が多いと感じます。
特にあまり歩かない高齢者の人は、足の指が全然曲がらない人がいます。
足でグーチョキパーをやっても、全然グーができません。
そのような状態では歩いていても、足の指で踏ん張るということができません。
当然、踏ん張ることもしにくく、転びやすくなります。
関節はすぐに硬くなる
中高齢者の方と一緒に足部を動かすストレッチをやりますと、私自身も足の関節がバキバキとなります。
しばらく経ってまた動かすと、また足の関節がバキバキとなります。
それだけすぐに関節が硬くなってしまうってことがわかります。
元々体が硬い方なので、 関節が硬くなりやすい体質もあると思いますが・・・
多かれ少なかれ、全ての人が関節が硬くなってしまうと容易に想像がつきます。
特に若い人よりは中高齢者の人の方が体が硬い人が多いですよね？
高齢者になると、足を組むこともできない方が結構いらっしゃいます。
若い時には足が組めていたはずなのに・・・
足部だって硬くなります。足部を常に柔らかくしておく必要があります。
普段運動している人でも足を柔らかくしよう
私も仕事で結構歩きます。
仕事をしていると一日、10000～15000歩ぐらい歩きます。
それでも足がバキバキとなってしまいます。
歩いているぐらいでは関節の最大可動域まで動かすことがありません。
歩いている時に動いている関節の範囲は、当然動きやすいですが、歩いているぐらいではそれほど大きな関節の動きをしないため、大きな関節運動をすると硬くなっています。
つまり普段運動している人でも、それとは別に関節を大きく動かしておく必要があります。
足部を柔らかくする方法
自己ストレッチ
自分のしてグーパーするだけじゃなく、手を使って関節を伸ばしていきましょう
足の指でグーチョキパー
関節を柔らかくするだけでなく、自分の筋肉で足を動かすことも重要です。
簡単なのは手のグーチョキパーではなく、足のグーチョキパー。
グーでは足の指を丸めて、チョキでは親指だけ上に、その他の指を下に降ろす
バーでは足の指をそらしたり、足の指を横に広げるようにしましょう。
意外とチョキパーができない人がいます。
関節はすぐに硬くなるのでできれば毎日動かす
先ほども言いましたが、関節はすぐに硬くなります。
この記事を書いているうちにも、関節がバキバキです。
記事を書きながら何度もストレッチをしています。
シニア世代の方は、特にすぐに硬くなります。
皆さん身をもって実感しているのではないでしょうか？
積極的に足部の関節を動かしてきましょう。
まとめ
頻繁に足の指を反らしたり丸めたりして動かす。
足だけで動かすのではなく手を使ってストレッチする。
足の指でグーチョキパーをする。
転ばないためにも足の関節は動かしておく。
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