肺痰法の手技の一つにスクイージングという方法があります.
この手技は痰が溜まっている場所を上にして,重力や呼吸を利用して,胸郭を圧迫し痰を出す方法です.
「胸郭を圧迫する」といってもむやみやたらに胸郭を圧迫すればいいというわけでは在りません.胸郭には動く方向があります.
胸郭の動く方向が分かれなけれは,患者さんは不快な気持ちになります.
「胸をグイグイ押されると痛いんですけど・・・」
と言われたら,患者さんからの信頼性も落ちてしまって,リハビリテーションもやりにくくなってしまいますよね?
そこで,胸郭の動きを学んで,胸郭の動きを感じる必要があります.
胸郭の動きは「立体的」です
胸郭は「上部胸郭」,「中部胸郭」,「下部胸郭」と大まかに分けることができます.
胸郭の動きを3次元的に捉えて胸郭の動きにあった呼吸介助をしなければなりません.
例えば,上部胸郭は上前方に膨らむように動きます.
しかし,動く範囲は人によっても違いますし、胸郭の硬さも人それぞれです.
男女によっても胸郭の硬さは全然違います.
年齢によっても違います.
まずは健常者で胸郭がどのように動くのかを感じてみましょう.
細かな注意点に関してはVimeoの動画講習会で解説します.
その他にも,たくさんの注意点があります.
より詳しい情報は「Vimeoの動画講習」で解説します.
是非視聴してみてください.
呼吸介助や胸郭圧迫を加える際の注意点をより細かく解説していきます.
新人理学療法士やその他コメディカルの方は,患者さんの呼吸が楽にできるように排痰法について勉強していきましょう.
是非,動画を視聴して「呼吸介助スペシャリスト」「スクイージング スペシャリスト」を目指しましょう.
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